一般に出回っているナガイモやツクネイモ(丸イモ)は、中国など外国を原産地とするものです。
自然薯は、日本原産で染色体数(DNA)などではっきり区別されます。 これまでは、栽培が難しいため生産量は少なく、なかなか手に入らなかった貴重品です。
雪地帯の自然薯は、雪の積もった土の中で熟成するため、とても甘くこくのある味になります。
畑も半年雪の下で休ませているのに加え、牛糞堆肥とゼオライト(山形県産)の混合施用により地力を蓄えています。
春から夏まで雪室の高湿度かつ低温度、2℃の一定温度で保存されるのでより熟成が進み通年美味しい自然薯が楽しめます。
古くから漢方薬としても使われ、滋養強壮はもちろん食欲不振や疲労回復、虚弱体質や、免疫力のアップでかぜ予防などに優れた効果があるといわれています。また健康維持と美容にも大変よいとされています。
自然薯は皮をむかずに食べるが風味を活かすコツです。
自然薯の細いヒゲ根は、ガスの火であぶり焼きし、タワシで洗い付近で水気を拭き取ります。おろす時は、すり鉢でおろすとキメの細かい粘りの強いとろろ汁ができます。
自然薯には、土の香りが入り交ざった特有の風味があります。自然薯をすりおろした時に変色することがありますが、この部分はアクが強いためで、味や品質に変わりはありませんので安心してお召上がりください。